社葬における弔辞と弔電

弔辞と弔電

社葬では、弔辞や弔電がおくられます。
ここではそうした社葬における弔辞と弔電のマナーなどについて、開催する側、
参列する側のそれぞれが気をつけるべきポイントをまとめてご紹介します。
まず、社葬をとりおこなう側としては、一般的に3~5名ほどの方に弔辞の要請を行います。
どのような方に依頼するかですが、弔辞の内容が重なることがないように、
取引先の代表となる方、関係団体の代表である方、友人の代表となる方、社員の代表など。
故人との生前のかかわりが異なるあり方であったことが考えられる、それぞれの方に、まんべんなく依頼するのがよいでしょう。
式全体の進行とのバランスを考え、持ち時間をどのくらいとするか計算して、
目安となる分量を提示し、依頼するのが望ましいですね。

それによって、依頼された方にも、余計なご負担をかけるようなことを防ぐことができます。
おおよそ5分程度が一般的で、それぞれ前後の動作も含めると、弔辞を読みあげる正味の時間としては3分強と考えられます。
400字詰めの原稿用紙でいえば、2枚から3枚、800~1200字程度となります。
相手側の準備のことも考え、できるだけ早く依頼は行うようにしましょう。
依頼を受けた側としては、必ず受けるのが原則です。

もし、自分から弔辞を希望する場合、はやめにとり行う会社側へ打診するとよいでしょう。
内容では、自身の立場を明示し、現在の心境、故人の経歴や業績について、
またご遺族への言葉、今後に向けて思うことなどを、配分よくまとめるのが理想的です。
あらかじめ内容が重ならないよう、運営側の担当者と打ち合わせを行っておくと、よりよいものになります。
注意すべき点としては、言葉づかいは「です・ます」調の丁寧な言葉を用い、忌み言葉は避けるようにします。
宗派が明らかな場合、他宗派の用語を用いないようにしましょう。
当然のことですが、個人の経歴など事実を間違ってしまうのは、
大変失礼なこととなりますので、経歴書などを取り寄せ、入念に確認しながら作成しましょう。
清書したものは読み終えた後にお供えします。

基本的なマナー

巻紙などに毛筆で書き、左から巻いた後に平らにして、弔辞と記入した上包みにおさめるのが、基本的なマナーです。
より簡易に済ませるのであれば、市販されている弔辞用の専用の紙を用いたのでもよいでしょう。
当日は、名前を呼ばれたら起立し、遺族へ一礼のうえ霊前へ進み、遺影へ一礼、弔辞を読み上げます。
右手で巻きながら読み進めて、最後まで読み終えたら元通りに包み、表書きを祭壇の方へ向けてお供えします。
一礼して自席へ戻れば、務めは終了です。
弔電は、訃報を聞いたけれども参列できない場合に打つ電報です。
差出名は、重要取引先である場合は、社長名と担当役員名で二通打ち、
通常の取引先であれば、社長名で一通送ればよいでしょう。

会社名のみで送ると、お礼状などの際に、運営する側が困る場合もありますので、
このように名前を明示することが望ましいと考えられています。
一般的な用意された文面もありますが、多くの弔電が寄せられるでしょうから、
できるだけそうした基本の文面にアレンジを加えるなどして送るようにしたいものです。
こちらも弔辞同様、丁寧な言葉で忌み言葉を避け、宗派にも気を配りながら、自身の心境などを加えてまとめましょう。
前日までに相手側へ届くように、迅速に手配することがポイントです。