曹洞宗の葬儀について

曹洞宗の葬儀作法を解説

曹洞宗の葬儀を執り行うときには、葬儀の作法や枕お経、お通夜の意義について理解しておくと良いです。
こうしたことを理解しておくことで、よりきちんとしたお葬式を挙げやすくなります。
そこでここでは、曹洞宗の葬儀について解説します。

曹洞宗は本尊が釈迦牟尼仏(しゃかにょらい)です。
釈迦牟尼仏とは仏教を開祖した方である「釈迦(ゴータマシッダッタ)」の敬称を指します。
宗祖は道元禅師で、社会の教科書などでは「道元」として東京する方です。
道元は曹洞宗の開祖です。

曹洞宗の葬儀は、「お葬式を行うことで、釈迦の弟子になる」という意味があります。
死を迎えることは悲しいことのように思えるかもしれませんが、実は釈迦の弟子になることであり、それは誇らしいことなのです。
また、弟子入りするときには新たな名前が必要になり、この名前を戒名(かいみょう)といいます。
この名前を授かることを「授戒(じゅかい)」と呼びます。

さらに死を迎えて仏の道へ向かうことを、「引導」と呼びます。
死を迎えるときには悟りを開くべく、戒名を授戒して引導を行うのです。
このときに行われる儀式が鼓鈸三通というものです。
鼓鈸三通は僧侶がさまざまな仏具を用いて音を鳴らして行います。

曹洞宗のお通夜の意義

お釈迦様が亡くなられたのは、インドのクシナガラです。
お釈迦様が亡くなられてから、その弟子はお釈迦様のことを思いながら、その教えを振り返っていました。
その期間はお釈迦様が亡くなったときから7日間続き、これが現在に到るまで起源となっています。

曹洞宗もこの起源を踏まえて、「正法眼蔵」というものを元にした「修証義」というものを読む風習があります。
お通夜では住職の方と親族が、この修証義を一緒に読むことになっています。

さらに曹洞宗では、親族はお通夜の後に故人の方と一緒に過ごすのが一般的です。
これはお釈迦様を弟子たちが思い偲んだのと同じく、親族の方も亡くなられた方のこれまでを振り返ることが伝統となっています。

曹洞宗における枕経の意義

お釈迦様は亡くなられるとき、弟子たちにさまざまな教えや遺言を伝えていました。
弟子たちはその教えを深く感じ、改めてお釈迦様の教えを守ろうと誓ったのです。
この内容がまとめられたのが「遺教経」です。
枕経ではこの遺教経を唱えるために、住職の方がお経を読みます。
つまり住職の方がお経を読むことで、故人はお釈迦様の弟子であるという考え方をすることができるのです。

曹洞宗のお通夜や枕経にはこのような意義があり、しっかりと理解しておくことでお葬式を執り行うときに役立ちます。
正しい知識を身につけておけば、よりお葬式をスムーズに行うことができるようになるのです。