神式の葬儀について

神式の葬儀のとり行うポイント

社葬を神式の葬儀で行う場合もあります。
神式を希望する場合は、どのような点に注意し、どのようにとり行えばよいのでしょうか。
ここでは一般的に共通する基礎的なポイントをご紹介します。
神式によってとり行われる葬儀は、神葬祭(しんそうさい)と呼ばれています。
いわゆる仏式の葬儀および告別式にあたる葬祭を行いますが、神社では行いません。
よって通常斎場などの会場で行うものとなるでしょう。
対象となる会場に、神職を招いて行います。

これは、神道における死というものが「穢れ」とされており、忌むべきものとなっているためです。
葬儀にあたるものは神社内でおこなうべきではないものと考えられているからです。
遺族も五十日の忌中は、神社内に入ることができません。
ですが、この「穢れ」とは、不潔とか不浄とかいった意味ではないのです。
肉親など近しい人が亡くなった悲しみなどにより、その人の生きていく力が減退し、
気が枯れている状態の「気枯れ」からきているといわれています。
仏式と最も違ってくる所というのは手水の儀と玉串奉奠になります。

神式の葬儀の流れ

以下、どのように式次第を進めればよいか、一般的な例で流れをご紹介します。
まず、御遺骨が会場に到着します。
参列者が着席し、斎主、委員らも着席すれば式がはじまります。
まず黙とうをささげ、修祓、献饌、斎主による祭文の奏上がおこなわれます。
つづけて葬儀委員長、各代表の弔辞が読み上げられ、弔電も読み上げられます。
ここから斎主、葬儀委員長、喪主、遺族、各代表、親族、参列者と順に玉串奉奠を行っていきます。
すべての人がこれを終えたら葬儀としては終了となり、告別式準備となります。
告別式では、開始したら会葬者の方に玉串奉奠を行っていただきます。

その後、徹饌をおこない、告別式は終了です。
斎主が退場し、葬儀委員長のあいさつが行なわれたら、参列者も退場します。
御遺骨は奉送されすべて終了となります。
手水の儀は、身を清めるために行われるもので、まず左手に水を注ぎ、右手を清めます。
次に右手で口をすすぎ、両手を拭けば完了です。
左手、右手を間違えないように、スムースに行いましょう。
玉串奉奠のやり方ですが、まず神官に一礼をしてから、神官から玉串を貰い受けるのです。
右手で上から枝元をもつようにし、左手で下から支えます。
祭壇の前に進んだら、枝のもとのほうを自分に向けてまっすぐ持ちます。
次に時計回りにこれを180度回転させ、向きを変えて、葉の先が手前に来るようにし、台にお供えします。
数歩下がって二礼し、音を立てずに二拍手をします。
音を立てないというところに注意してください。

その後、一礼し、さらに2.3歩下がって、神官・遺族へ一礼し、終了となります。
慣れないと難しく感じられるかもしれませんが、基礎的な点をおさえておけば大丈夫です。
御冥福、供養、成仏、香典といったものは仏教用語ですから、使わないようにしましょう。
数珠やお線香も用いません。
不祝儀袋としてもしお包みをする場合には、御玉串料、もしくは御榊料といった表書きにして行います。
ですが、市販されている袋を用いる場合、蓮の花が模様として描かれているケースもあります。
これは仏式用ですから、使用することはできません。
このように仏式と内容を混同してしまい、失礼にあたることのないように気をつけてください。